失った歯の機能を取り戻すインプラント

インプラント治療は、入れ歯やブリッジと並ぶ歯を失った場合の対応策のひとつです。顎の骨に埋め込んだ人工歯根が、セラミックなどで作る人工歯を支えるので、入れ歯やブリッジには無い「歯根」を確保することができます。そのため固いものでも噛めますし、ズレたり外れたりすることなく、天然歯とほとんど変わりない使用感があります。健康保険は適用できないので治療費はある程度かかりますが、しっかり手入れしていれば長く使えますし、見た目の美しさでも優れた治療方法です。
インプラントと入れ歯・ブリッジの違い
インプラント

インプラントは入れ歯やブリッジのように、周辺の歯に負荷をかけないという大きなメリットを持っています。また、人工歯根を顎の骨に埋め込んで骨で支えるので、しっかりと噛めますし、ズレたり外れたりする不快感とも無縁です。さらに、人体に親和性が高い素材を使うので金属アレルギーのリスクが低くなります。外部に見える部分はセラミックの人工歯を使えるので、仕上がりも美しいなど、非常に利点が多い治療方法です。
入れ歯

入れ歯は適応範囲の広さをメリットとしています。すべての歯を失っても総入れ歯で対応できますし、数本の歯を失った場合は部分入れ歯が利用可能です。また、治療費を抑えたい場合は保険診療で作ることができますし、外観の良さや機能の高さを求める人であれば自費診療の入れ歯がおすすめです。インプラントにくらべると手術が不要な利点はありますが、しっかり噛めること、ズレたり外れたりすることなどのデメリットはあります。
ブリッジ

補いたい歯の両隣を台として、一体型の被せ物を装着する方法です。固定式なので天然歯に近い使用感がありますし、固いものでも噛むことができます。また、インプラントのように手術を必要としませんし、保険を適用すれば治療費を抑えることも可能です。ただし、失った歯を補うために周辺の歯を削る点はデメリットと言えるでしょう。
当院のインプラント治療の特徴
国産インプラントメーカーのシステムを採用

インプラントを開発・製造しているメーカーは、世界中に150以上もあるとされています。そのほとんどは海外の会社ですが、当院は日本の企業である京セラが開発した「FINESIA(ファインシア)」を使っています。このインプラントは1978年の発売以来、さまざまな点でブラッシュアップされていますし、使用実績も非常に豊富です。また、日本国内のメーカーなので供給が安定していますから、引越し先でも対応しやすい利点もあります。
ガイデッドサージェリーの使用で精度向上

当院ではインプラント手術に「ガイデッドサージェリー」を導入しています。口腔内をCTスキャンで撮影し、お口の中の状態を立体的に把握。そのデータをコンピューターに読み込ませて、ガイドを作製します。ガイデッドサージェリーがあれば、事前のシミュレーション通りの深さや角度でインプラントを入れられます。
インプラント治療の流れ
-

Step01カウンセリング
初めに、患者様のお悩みについてお伺い致します。心配なこと、不安に思われていることなど、何でもお気軽にご相談ください。インプラント治療全般についての疑問点や不安な点を解消できるようにお答えさせていただきます。
-

Step02検査
CT・パノラマ撮影による検査データを分析し、患者様にあった無理のない治療計画を立てます。治療の方法、治療期間、諸費用などのご説明をさせていただきます。 不安な点や、不明な点がございましたら、ご質問いただき、患者様が内容に全てご納得いただいた上で治療を開始していきます。
-

Step03インプラント埋め込み
インプラントを顎の骨に埋め込みます。治療後は顎の骨にインプラントが定着するまで治癒期間を設けます。約3か月前後の期間になりますが、個人差によって異なります。
-

Step04アバットメント連結
歯ぐきを開いて、インプラントにアバットメントを取り付け、人工の歯を取り付ける準備をします。この状態で、歯ぐきが治るまで約1~4週間程、期間を設けます。
-

Step05人工歯装着
仮歯を入れて、周囲組織や咬み合わせとの調和を確認します。
その後、人工の歯を作るために歯型をとり、完成したら装着して治療は完了です。治療期間 約3か月~6か月 通院回数 約4回~6回
注意事項
- 保険外診療のため、治療費用が高くなる場合があります。
- 外科手術が必要になるため、患者様に体力的な負担がかかります。
- 段階的に治療を進めていくため、治療期間が長くなります。
- 術後に痛み・腫れ・出血・合併症を伴う可能性があります。
- 術後も定期的なメンテナンスが必要です。
インプラント周囲炎

インプラント周囲炎を発症すると、歯周病のような状態になってインプラントがぐらつき始めますし、最悪の場合、インプラントを維持できなくなることもあります。この疾患は、インプラントを埋入した部分の周囲で細菌感染が起こり、炎症によって歯周組織が破壊されていく特徴を持っています。症状は歯周病に似ているのですが、インプラントは天然歯にくらべると歯根膜と言う組織が無いことから、インプラント周囲炎は歯周病よりも進行が早い疾患です。そのため、インプラント治療を行った後は、インプラント周囲炎の予防に取り組む必要があります。
インプラント周囲炎を防ぐために

インプラント周囲炎は、お口の中の細菌に感染して、インプラントを埋め込んだ部分に炎症が起きる疾患です。そのため、日々のセルフケアを丁寧に行ってお口の中を清潔にすることが欠かせません。また、定期的に歯科医院で検査を受けることや、歯科衛生士によるクリーニングを受けることも非常に重要です。